地方公共団体の会計は、予算の適正・確実な執行を図る観点から、単式簿記による現金主義会計を採用しています。現金主義会計は、1年間にどのような収入があり、その収入を何にいくら使ったかを明らかにすることに適している一方、現金以外の資産や債務などの情報が明らかにされないなどの課題があります。
このため、単式簿記による現金主義会計では把握できないストック情報(資産・負債)や、見えにくいコスト情報(減価償却費等)を明らかにするため、複式簿記による発生主義会計の考え方を用いた統一的な基準による財務書類を作成し、公表しています。 |